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[大人が楽しむ科学教室2019] 里山・里海シリーズ③海のブラックバスと呼ばれる外来巻貝

[大人が楽しむ科学教室2019] 里山・里海シリーズ

海のブラックバスと呼ばれる外来巻貝

約30年前の春、アサリ漁をはじめようとした漁師は、それまで見たことがない巻貝が干潟はっているのに気が付きました。周辺には丸い小さな穴のあいたアサリの貝殻が多数転がっていました。アサリはその巻貝、サキグロタマツメタに食べられたことがわかりました。アサリの漁獲量の減少や潮干狩り場の閉鎖が相次ぎ、さらいには希少な貝類も捕食されるなど、サキグロタマツメタは漁業や干潟生態系に大きな影響を及ぼしています。

東京湾にも生息するサキグロタマツメタはどこからどのようにしてやってきたのでしょうか?なぜそれほど増えたのでしょうか?どのような特徴を持った貝なのでしょうか?その知らざれる姿をご紹介するとともに、私たちと外来生物との関わりについて考えます。

【講師】大越 健嗣(東邦大学理学部東京湾生態系研究センター長)

1958年仙台市生まれ。東北大学農学部水産学科卒業。東北大学大学院農学研究科博士後期課程修了(農学博士)。石巻専修大学理工学部助手、講師、助教授、教授、オーストラリア・マードック大学客員教授を経て、2010年から東邦大学理学部教授。東京湾生態系研究センター長。日本貝類学会会長、日本ベントス学会運営委員、日仏海洋学会評議員。専門は海洋生物学(特に貝類の貝殻形成、外来生物の影響、地震・津波の沿岸生物への影響)。おもな著書に『貝殻・貝の歯・ゴカイの歯』(成山堂書店、単著)、『海のミネラル学』(編著、成山堂書店)、『海のブラックバス サキグロタマツメタ 外来生物の生物学と水産学』(編著、恒星社厚生閣)、『海の外来生物』(共著、東海大学出版会)など多数。

【開催日】12月8日(日)

【時 間】13:30~15:00

【場 所】10階探究実験室

【対 象】高校生~大人 ※興味がある小・中学生の参加可

【料 金】常設展示入館料のみ(大人510円/高校生300円/小・中学生100円)

【申込み】電話 043-308-0511(代表) 受付時間 9:00~19:00(休館日を除く)

 

開催時間 2019年12月08日1:30 PM - 3:00 PM

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2019年12月08日