化学月間特別講演会
【概要】「日本資本主義の父」と称される渋沢栄一は、約500もの企業を育て、同時に約600の社会公共事業にも関わりました。日本初の銀行「第一国立銀行」(現在:みずほ銀行)の設立に尽力し、頭取を務めています。晩年は民間外交(高峰譲吉との米国での取り組みはあまり知られていません)にも力を注いでいます。今回は、明治の変革のリーダー渋沢栄一の人間像と、高峰譲吉から提唱された国民科学研究所構想(1913年)を、渋沢栄一・高峰譲吉・桜井錠二が中心になって取り組んで1917年に理化学研究所として実現した内容とその高峰、桜井の人間像についても紹介します。
【講師】室谷 定一(むろたに さだいち、千葉市科学館ボランティア 化学系企業OB)
(プロフィール)化学系企業OBとして、2007年から千葉市科学館ボランティア活動を行っています。現役時代の化学分野の知見を活かして、子どもたちに化学に興味を持ってもらおうと化学実験講座を行っています。一方、西洋で体系化されつつあった近代化学が江戸時代にオランダを通じて蘭学者(宇田川榕庵)によって伝えられていた事を知って「化学史」を改めてひも解き、化学月間の講演に挑戦しています。
【開催日】10月17日(土)
【時間】13:30~15:00
【会場】9階科学工作室
【対象】高校生~大人 ※興味がある小・中学生の参加可
【定員】20名
【申込】電話(043-308ー0511)で事前予約
開催時間 | 2020年10月17日1:30 PM - 3:00 PM |
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