[千葉市科学フェスタ2019記念講演]
春先の雪山を歩くと足元の雪が赤く染まっていることがあります。赤雪という現象です。これは、雪の上でのみ繁殖する小さな微生物によるもので、日本をはじめ南極や北極、ヒマラヤを含む世界中で見ることができます。
どうしてこの微生物はこのような冷たい雪の上で繁殖し、また遠く離れた世界中の雪を赤く染めるのでしょうか。赤雪の研究からわかってきた地球と生命の不思議を紹介します。
【講 師】竹内 望(千葉大学理学研究院地球科学研究部門 教授)
専門は、雪氷生物学。生まれも育ちも千葉市。山がほとんどない千葉の環境で育ったので山登りにあこがれ、学生時代は登山に没頭。その後、自然の不思議に魅せられて、そのまま山で研究することになる。現在は国内の山岳地帯をはじめ、北極やアラスカ、天山山脈など、世界各地の雪氷圏を旅して、雪氷生物と地球環境の謎の解明に取り組む。
1999年東京工業大学生命理工学研究科博士課程修了。博士(理学)。アラスカ国際北極圏観測センター研究員、総合地球環境学研究所助教、千葉大学理学研究科准教授を経て2012年より現職。
【開催日】10月19日(土)
【時 間】13:30~15:00
【場 所】9階科学工作室
【対 象】高校生~ ※興味がある小・中学生の参加可
【料 金】無料(無料開放日)
【申込み】電話 043-308-0511(代表) 受付時間 9:00~19:00(休館日を除く)
当日は12:30に9階科学工作室前の特設受付にて予約のお名前を確認し、整理券をお渡しします。
会場への入場は10分前を予定しています。
開催時間 | 2019年10月19日1:30 PM - 3:00 PM |
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