[大人が楽しむ科学教室2019]　身近な科学シリーズ

ソフトマター科学超入門～ナポリ聖堂「血液の奇跡」から人工細胞まで

最近、硬い固体で確立した物性物理の手法を用いて、柔らかいものを研究する分野が盛んになっている。これは従来、生物学、食品学、料理学などが対象としてきたものであり、伝統的な知識に新しい物理の観点が加わることになる。そのあたりをナポリ大聖堂で血液の塊のようなものを振ると液状になってくる「イベント」に関連して、チキソトロピイ（速い動きで粘性が消える）を演示実験する。さらには、それが人工細胞の研究につながっていることも示す。

【講　師】夏目　雄平（千葉大学名誉教授　（理学部物理学科））

専攻は凝縮系物理学／統計力学。日本物理学会、日本生物物理学会会員。近刊に「やさしい化学物理～化学と物理の境界をめぐる～」（朝倉書店）など。「理科の探検」（SAMA企画）編集委員。

【開催日】１１月９日（土）

【時　間】１３：３０～１５：００

【場　所】１０階探究実験室

【対　象】高校生～大人　※興味がある小・中学生の参加可

【料　金】常設展示入館料のみ（大人510円/高校生300円/小・中学生100円）

【申込み】電話　043-308-0511（代表） 受付時間　9：00～19：00（休館日を除く）

 

開催時間	2019年11月09日1:30 PM - 3:00 PM