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虹のち晴れ? それとも雨?

少し前のこと。ザアっと夕立が降り、すぐに日が差しました。「これはもしや」と外へ出ると、思ったとおり虹が見えました。
虹が見えたあとはきれいな夕焼けも見え、「朝虹は雨、夕虹は晴れ」ということわざのとおりでした。実はこれ、偶然ではなく、このことわざにはきちんとした科学的根拠があります。
虹が見える条件は、太陽の位置が低い朝方か夕方で、太陽を背にした方向に雨雲があることです。雲は多くの場合で、西から東に流れていきます。朝に虹が見えるということは、太陽は東にあるので、雨雲は西。つまり、雨雲はこれからやってきます。逆に私が見た夕方の虹は、太陽が西、雨雲は東にあるので、だんだん晴れていきます。
経験やことわざに隠れた科学を探してみるとおもしろいですよ。

 


虹が見える東の空には雨雲が、西の空には晴れ模様が広がっています (筆者撮影)

執筆: まるやま

2020.07.03