数の世界には、不思議な数がたくさんあります。その中の1つに、その名も「不思議数」と呼ばれる数があることを知っていますか？不思議数になるためには、条件が2つあります。

1)不思議数を除いた約数の合計が、不思議数よりも大きい。
2)約数をどんな組み合わせで足し合わせても、不思議数にはならない。

たったこれだけですが不思議数はとても少なく、1から100の中では70だけが不思議数です。70は本当に不思議数なのか？実際に確かめてみましょう。70の約数は1,2,5,7,10,14,35,70で、70以外を足し合わせると74となり70より大きいですね。そして約数をどう足し合わせても、70にはなってくれません。
まだ活用法が見つかっていないため、不思議数の名を耳にすることは少ないと思います。しかし数学の発展によって、今後意外な使い道が見つかる可能性もゼロではありません。たくさんありそうで実は少ない不思議数、ぜひ他の数字でも試してみてください。

執筆: かねしま