6月6日は満月。最近テレビやSNSなどで、6月の満月のことを「ストロベリームーン」として取り上げられることがあります。これはアメリカでの満月の呼び方。6月はイチゴの収穫時期なので、こう呼ばれるようになったと言われています。「イチゴみたいに赤く見えるのかな?」と思った人もいるかもしれませんが、必ずしも赤く見えるというわけではありません。
でも、月が空の低い所にあるときに、本当に赤っぽく見えることがあります。これは、月の光が地球の大気の中を長く通る間に、青い光が散乱されて、赤い光だけが私たちの目に届くため。夕日が赤く見えるのと同じです。空気中の水蒸気やチリが多い時にも赤く見えやすくなります。今夜の月は、どんな色に見えるでしょうか?
きれいな満月 (画像提供: 国立天文台)
執筆: 天文担当