北斗七星は、春から夏にかけての北の空で見つけやすいです。7つの星が柄杓(ひしゃく……神社などにある水をすくう道具)の形に並んでいます。このあたりには「おおぐま座」があって、北斗七星はおおぐま座の腰からしっぽにかけての部分にあたります。

北斗七星は、千葉にゆかりのある星ぼしでもあります。かつて、この千葉市のいしずえを築いた千葉氏(ちばうじ)は、北極星や北斗七星を「妙見様(みょうけんさま)」として信仰していました。千葉氏の守護神である妙見様は、国土を守り、災害を防ぎ、戦いを勝利に導いて、人々を救うと考えられていました。

北斗七星は、比較的明るい星の並びなので街中でも見ることができます。ぜひ探してみてくださいね。

科学館のプラネタリウムで撮影したおおぐま座と北斗七星

執筆: 天文担当